MacでVSCode+TeX環境を構築する最短手順【2026年版】

MacでVSCodeを使用してTeXを打てるようにするための,最低限の環境構築手順を紹介します.

今回は,MacでVSCodeを使用して,TeXを打てるようにするための最低限の方法を紹介します.

1. VSCodeインストール

まず,VSCodeをインストールします.Visual Studio Code の公式ダウンロードページにアクセスし,Mac用ダウンロードボタンをクリックします.

Visual Studio Code公式サイトのダウンロード画面.Mac用のダウンロードボタンが表示されている.
Visual Studio Code公式サイトのダウンロード画面.Macを選んでダウンロードします.

ダウンロードが完了したら,Finderを開いてアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップします.これでVSCodeの起動準備は完了です.

続いて,TeX Liveのインストールを行います.2-a,または2-bのいずれかの方法でインストールしてください.

ターミナルに慣れている,または挑戦したい人は2-a,ターミナルに慣れていない人は2-bがおすすめです.

2. TeX Liveインストール

2-a. ターミナルから入手

次に,TeX Live公式インストーラからTeX Liveのインストールを行います.

まず,TeX Liveのインストーラをインターネットからダウンロードします.ターミナルを開いて,以下のコマンドを実行します.

curl -OL https://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz

ターミナルは,LaunchPadの「その他」または,ホーム画面メニューバーの検索マークから開けます.

続いて,ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍します.

tar xvf install-tl-unx.tar.gz

展開したディレクトリに移動します.

cd install-tl-2*

TeX Liveのインストールを行います.

sudo perl ./install-tl

以下の表示が出たら,Iを入力してEnterキーを押すとインストール開始です.

Actions:
 <I> start installation to hard disk
 <H> help
 <Q> quit

Enter command:

早ければ1時間,通常は数時間かかると思います.

ターミナルに「TeX Liveへようこそ!」という表示が出たら,インストール終了です.最後に,/usr/local/bin にシンボリックリンクを張り,platexdvipdfmxptex2pdf などをPATH上から使えるようにします.

sudo /usr/local/texlive/2026/bin/universal-darwin/tlmgr path add

インストールが完了したら,本記事「3. VSCode設定」に進んでください.

2-b. MacTeX.pkgから入手

MacTeXの公式ダウンロードページからMacTeX.pkgをダウンロードし,ダブルクリックします.ダウンロードが完了するまで待ちます.

インストーラが開いたら,以下の画面までクリックして進めます.

  • はじめに
  • 大切な情報
  • 使用許諾契約
  • インストール先

続いて,「インストールの種類」の画面で,左下の「カスタマイズ」をクリックします.

「Ghostscript」と「GUI Applications」のチェックを外し,「TeX Live」のみチェックを残してインストールします.

2026年現在,「Ghostscript」と「GUI Applications」は基本的に不要です.必要に応じてインストールしてください.

3. VSCode設定

続いて,VSCodeの設定に戻ります.

VSCodeの拡張機能「Japanese Language Pack」をインストールして,日本語にします.VSCodeを開いて,拡張機能のタブで「japanese」と検索し,インストールボタンをクリックします.

VSCodeの拡張機能タブで japanese と検索している画面.
拡張機能タブで「japanese」と検索し,Japanese Language Packを探します.

完了後,画面右下に「Restart」と表示されたらクリックします.または,メニューバーの「表示」から「コマンドパレット」をクリックし,display と入力して「Configure Display Language(表示言語を構成する)」をクリックし,日本語を選択してください.

Japanese Language Pack for Visual Studio Codeの詳細画面.右下に言語変更と再起動の案内が表示されている.
インストール後に表示される案内から,表示言語を日本語に変更して再起動します.

次に,拡張機能「LaTeX Workshop」をインストールします.先程と同様に,拡張機能のタブで「latex workshop」と検索し,インストールボタンをクリックします.

VSCode拡張機能 LaTeX Workshop の詳細画面.
TeXの編集・ビルド・PDFプレビューに使うLaTeX Workshopをインストールします.

必須ではありませんが,TeXは全角スペースがあるとエラーになるので,全角スペースを可視化する拡張機能「zenkaku」もインストールします.

VSCode拡張機能 zenkaku の詳細画面.
全角スペースを見つけやすくするため,zenkakuも入れておくと安心です.

最後に,settings.jsonを編集したら完了です.左下の歯車マークから「設定」をクリックします.settingsjson等で検索し,「settings.jsonで編集」をクリックしてください.

VSCode左下の歯車メニューから設定を選択している画面.
左下の歯車マークから「設定」を開きます.
VSCode設定画面で setting と検索し settings.json で編集リンクが表示されている画面.
設定画面で検索し,「settings.jsonで編集」を開きます.

空のsettings.jsonに,とりあえず以下をコピペし,閉じて保存すれば環境構築完了です.

{
  "latex-workshop.latex.tools": [
    {
      "name": "ptex2pdf",
      "command": "ptex2pdf",
      "args": [
        "-l",
        "-ot",
        "-kanji=utf8 -synctex=1 -interaction=nonstopmode -halt-on-error -file-line-error",
        "%DOC%"
      ]
    }
  ],
  "latex-workshop.latex.recipes": [
    {
      "name": "ptex2pdf",
      "tools": ["ptex2pdf"]
    }
  ],
  "latex-workshop.latex.autoBuild.run": "onSave",
  "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",
  "latex-workshop.intellisense.unimathsymbols.enabled": true,
  "latex-workshop.latex.autoClean.run": "onBuilt",
  "latex-workshop.synctex.afterBuild.enabled": true
}

お疲れ様でした!さっそくTeXを使って美しい資料を作成していきましょう.